設計案大公開② 〜配置計画〜
どーも しも夫です。
前回はコンセプトという設計の方針をご説明しましたが、ちょっと小難しいお話になってしまったので、やわらか〜く建物を敷地にどのように置いたかというお話。
・私道から距離をとる。
他の敷地と違ってしも家の土地は私道に北、西面が囲われています。
私道は周りの畑に行く人の日常的に使われる道なので、近すぎるのはイヤでしたが、塀で囲むのもお金がかかるし、拒絶する感じがしてイヤでした。
そのため、私道の間には塀などは建てず、一定の距離をとって畑に行く人たちと適度な距離感を作り、客用駐車場としても使えるバッファーゾーン*1を設けました。
そのスペースには家庭菜園なんかをつくると、手入れしている時に畑に来た人と気軽なコミュニケーションがとれたりするかも。
たまに畑で収穫された野菜のおすそ分けなんてあったらなんて…(*゚∀゚*)
・庭を囲む
南東側にまとまった庭をつくり、それを囲むようにL字型に建物を配置しています。
庭に面して東向きの朝日の入る寝室、南向きの明るいリビングを配置することで、庭とつながりがある生活ができるようにしました。
朝起きてカーテンを開けたら庭の花が見えたり、デッキを設けて、遅く起きた休日のランチを外で食べたり、月夜に星空を見ながらカンパイなんて…( ´∀`)
歩道からは2m程度高いので、歩行者からは庭を見通すことはできませんが、雰囲気はなんとなく感じられる。そんな庭にしました。
・分かりやすく安全な入口スペース
敷地の一番低い分かりやすい位置の玄関前に舗装された2台分の駐車スペースを設けました。
玄関前は一階部分を2m程度跳ね出させることで庇かわりとなるので、雨の日でも濡れず、安全に家に出入りできるようにしています。
浮いた箱が飛び出しているのでパッと見、目立ちますしね(*´ω`*)
というわけで、しも家は特徴的な敷地かつ広い敷地のため、お金をかけないで周辺との距離感をコントロールする仕掛けを考えました。
最近の家はプライバシーを意識して、道路に面している部分は駐車場にして、窓はレースカーテンをかけて、周辺から拒絶しているような家が多い気がします。
空き巣等を気にして歩行者等から覗かれないように周辺から完全に切り離したいというのも分かります。でも実は、見通しのきかない家の方が空き巣に入られやすいのです。
(人の目に触れない分、空き巣が安心して家に侵入できちゃいますからね)
それだけではなく、少しでも生活を外に開いて豊かな生活を送りたいなぁ…と考えるしも夫なのでした。
ではでは
*1:緩衝空間のこと